2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

深奥のバランス

脱力が大事だと知ってはいても、なかなか実際に脱力することができないのは、心身がその深奥でバランスを取っているからだ。 一部分だけに注目し、そこのみ脱力しようとしても、上手くいかない。 結局人間の身体、そして心も含めた存在全体が、トータルでバ…

成り切ること

人間の心は、過去や未来に自由に飛ぶことができる。 しかし、身体はここにしか存在せず、また、身体が物理的に制約されている存在である以上「一つの瞬間に一つのあり方」しか選択できない。 であれば、そのあり方=動作、行為、当為そのものに「成り切って…

勝つことより負けないこと

すべてにおいて「勝つ」必要はないが、「負けないこと」は大切なことである。 勝負はルールに基づいた競争の結果である。 勝ちがあれば、負けがある。 ルールと競争の特性を熟知し、勝利に向かって自分をコントロールしていくことは、確かにおおいに意味のあ…

過去は変えられる

過去は変えられる。 過去に起こったことそのものは確かに変更不可能である。 しかし、「過去に起こったことに対する、現在の態度」は自分の意志で如何様にも変えることができる。 「過去に起こった出来事が、現在の私に影響を与え続けており、私に対する桎梏…

真理は方法論の積み重ねでなく

方法論の積み重ね、知識の積み重ねが真理に近づく道ではない。 それはむしろ、真理から遠ざかる道を歩んでいるのかもしれない。 関わる主体の意思に関係なく「これをやっておけば、大丈夫」といった方法論など存在しない。 方法論や知識は間違いなく大切なも…