2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

不完全だからこそ

どんなに人間が不完全でも、いや不完全な人間だからこそ、愛がある。愛とはつながること、一緒の時空間を共有しようとすること、共にいようとすること。自分と無関係なものなど、この世界に存在しないのだ。この一回性の不思議なつながり、それを「縁」とい…

前回の続き。 情報 情報の上位情報 さらにその上位情報 さらにそのまた上位情報・・・・・・ と、情報処理が高次になるにつれて、どんどんそれは具体→抽象になっていく。そうすると、一見関係のないように見えるものの間にも実に多くの関係があることに気づくだろ…

記憶力の使い方

人間の記憶力には限界がある。頭の中が知識で一杯になっていると、それに捉われるあまり、却って自由な発想や思考ができなくなることもある。 「情報そのもの」を記憶するよりは、「どうすればその情報が最も効率よく手に入るか」を覚えておいた方が融通が利…

強さと優しさ

このテーマで、何回かこのブログに書いてきたのだが、一見相反する「強さ」と「優しさ」の両立は、「身体と心の統合」と同じくらい重みを持つ私のテーマである。 普通なら優しくできないようなところで、優しくできる。普通なら見逃してしまいそうなことを見…

本物雑考

本物は、それを見ることができる人は少ない。 本物は、目立たず、着飾らない。 本物は、容易に社会に広がらない。 本物は、それを言葉にした瞬間に消えてしまう。 本物は、それを宣言した瞬間に偽物となる。 しかし、本物は、どこにでもあるし、どこにでもい…

対話

「対話」とは理想的なコミュニケーションのことだ。情報のやり取り、キャッチボールと言ってもいい。野口体操にも「対話」の動きがあり、これは言語でなく、体操を通して相手の身体を「貞く(きく)」試みだ。対話でやりとりされるものには「言語」だけでな…

呼吸と人生

「生き方」は「息方」。「いきかた」と「いきの仕方」は同じこと。呼吸と人生は深い関係にある。息を吐いて余分なものを出してしまえば、新しい息が入ってくる。息を吐かずに新しい空気を入れることはできない。息を吐けば、身体が自然に新鮮な空気を吸って…

率先垂範

「率先垂範」(そっせんすいはん)という言葉がある。人の上に立ち、人を動かす立場にある人は、真っ先に自分が進んで手本を示さなくてはいけない。リーダーが自ら本気で行動する姿を見せてこそ、人がついてくるというものだ。 きれいな言葉やロジックもいい…

地球を信頼し切る

今日はミカサスカサMICASA SUCASAでセッションを受ける。ここのところ、ずっと人にやる立場だったので、改めて人にやってもらうというのはいいものだと深く実感。プラクティショナー醍醐さんの手技も素晴らしく、終わった頃には、身体がふわっと均等になり、…

すべてを見る勇気

自分に都合のよいことしか見ようとしないのは、人間の性というべきものだろうが、でも、自分に起こったことは人間はすべて記憶している。都合の悪い過去だけを自分の中から消し去ることはできない。自分に起こったことのすべてを見るには勇気がいる。誰に対…

ありがとう

SMAPの「ありがとう」という歌もあったが、何にせよ感謝の気持ちが力となる。特に「ありがとう」とはとても言えないようなことでも、感謝することができれば、人間がそこでひとつ大きくなる気がする。自分の気づかないところで、いかに多くの人が自分を助け…

執着

心が執着するときというのがある。うまくいかなかったことを思い出すとき、欲しいものが手に入らなかったとき、自分を否定されたとき、悔しい思いをしたとき、自分の希望をかなえるために、自分のことしか考えられないとき・・・・・・ 強く思えば、世界が本当にそ…

好奇心が力となる

好奇心、探究心は、そのままその人の力となる。その人にとって面白いもの、興味がわくものであれば、自然に上達しようと努力するものだ。その対象は他から押し付けられたものではなく、自分の中から自然に興味がわきあがってくるようなものであれば最高だ。…