2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

地球環境と身体

ここのところ、地球環境、特に温暖化の問題が各方面で取り上げられることが多くなっている。テレビのCMでも、地球環境に配慮した取り組みをアピールする企業が増えてきている。確かに、ここ数年の間でも、気温が上がってきているとか、冬に雪が降らなかっ…

柔らかい意地

身体を緊張させ、アドレナリンを放出させ、固くさせる言葉や概念がある。「生命を賭ける」、「男の意地」、「背水の陣」、「気合を入れる」、「信念を貫く」などなど。これらの言葉は、自らを叱咤激励し、やる気を出させるものだが、これが強くなりすぎると…

原初の情報処理

本日の野口体操教室のテーマは「原初生命体の発想」。その中の「非意識主体説」を中心に行う。 40億年前に生命が初めて発生したとき、最初に行った仕事は、外界と内界との間に膜をつくることだった。その膜を通して、外界からの情報を内界に取り入れ、また内…

何にでもなれる

液体、流体は、いかようにもその形を変化させることができる。「水は方円の器に従う」の言葉どおり、水の流れは、地球の法則に従い、自在にその姿を変えていく。 人間の本質も液体、流体である。だから、自在に自らを周りの環境に合わせて変化させることがで…

いなくなっていい人なんていない

人を許したかったら、自分を許してあげること。自分が許されたかったら、同じ様に人を許してあげることだ。 切り捨てていい人なんていない。いなくなっていい人なんていない。この世で出会う人はすべて「自分を映し出す鏡」として存在している。「鏡に映った…

吉田松陰

40歳からの飛躍力 伸びる人はここがちがう [ 鷲田小彌太 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 宗教・倫理 > 倫理学ショップ: 楽天ブックス価格: 1,404円今日読んだ本で、感動したフレーズ。 「吉田松陰は、獄中にいるとき、他の受刑者…

限界は自分で決めている

結局のところ、なんだかんだ言っても自分の限界は自分で決めている。自分で「だめだ」と決めているのは自分の脳なのだ。 「世界とはこういうものだ」とか「自分はこんな人間だ」とか、自分で作った思考の枠組みの中で人は生きている。知らず知らずのうちに「…

心は腹にあり

「心は身体のどこにあるのか」という問いに、文明人は「頭にある」と答えるが、原住民は「腹にある」と答えるそうだ。 こころところ、周りの状況に振り回されて取り越し苦労をしたりとか、精神的に落ち着かない日々が続いていたのだが、今日フッと「腹に充実…

感覚

本日の野口体操教室は「感覚」がテーマ。 「感覚」の「感」は、「神への言葉「祝詞」を封じ込める器である「サイ」に聖器の「鉞(まさかり)」を加えて守り、その感応を待つ」という意味があるそうだ。「神にその意をたずね、判断を任せる、ゆだねる、声を聴…

武術の修行とは

現在、武術として、太極拳と合気柔術をやっている。どちらも、力ではなく、身体の合理的な運用によって、相手を制するという高度な技芸を要する武術である。 かような特性のものであるので、年齢や体力は殆ど関係がなく、意識の高度な使い方が求められる。ま…