2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

大自然の懐にいだかれる

「大自然の懐にいだかれる」とは、別に特別なことではない。山とか海とか森林とか、壮厳な風景を前にしなければ味わえないものでもない。 全ての人間があらゆる瞬間に行っていることだ。 「生きている」ということはそもそもそういうことなのだ。 ただ、普段…

不完全

人間は、そもそも不完全なものである。どんなに優秀な人間であっても、失敗はするし、ドジを踏んだり、判断を間違うときが必ずある。 でもそこから何かをつかんで生きていく力も必ず誰もが持っている。 だからこそ生きる意味がある。生きる価値があるのだ。 …

言霊

言霊(ことだま)という字のごとく、言葉には生きている力が宿っている。 それは、人を勇気づけたり、元気づけたり、良き方向へ導くものともなれば、反対に人を傷つけたり、怒りや恐れや失望を呼び起こしたりするマイナスの存在ともなりうる。 だからこそ、…

小ささを知ること

自分の小ささを知る。 大きなものの存在が分かれば、自分はその分だけ小さく見えてくる。 自分が大きな存在だと錯覚しているのは、自分よりももっと大きなものの存在を知らないからである。 大きなものの存在を知れば、小さな自分をどうすればよいかの道筋が…

仏に出あわば、仏を殺せ

禅に出てくる言葉。 「自分は悟った。真の自由を得た」などと思ったら、そんなものはさっさと捨ててしまうのがよい。 「自由を得た」と思い込んでしまうことこそが、そもそも不自由なあり方である。 そんなものは、たいてい脳が見せている幻想なのだ。酒や麻…

何を護るのか

まっとうな心。それだけだ。

ちっぽけな存在

宇宙の大きさにくらべたら、自分の存在なんてほんのちっぽけなものでしかない。 宇宙が出来てからの時間にくらべたら、どんなに長いように思える人生でもあっという間である。 でも「はかない」とか「虚しい」というものでもない。そういうものなのだ。 そう…

弱さを認めること

逆説的だが、自分の弱さをきちんと認められる様になると、人は強くなれる。自分の弱さを認めたくない、否定したいと無意識に考えている「弱い」自分がいる。 もうそろそろいいだろう。きちんと認めてあげても。

普通の力

自分を何か「特別な存在」としてしまうと、逆に力が発揮できなくなる。特定のものに「決める」ことが力を限定してしまう。 普通が一番力を発揮できる。普通だから何にでもなることができる。特別のものになることも選ぶことができる。

自分の力を信じること

自分の身に起こったことは、自分で解決できる力を人間は持っている。小さい様に見えても思いのほかすごい力だ。 だから、どんな時でも希望を見失うな。いままでついてきた身体、心、魂という仲間がいるだろう。先が見えない袋小路に陥った時、案外そこが次へ…

生命の智恵

思考は人間が作り出した道具である。 自分が、今まさに生きているという生命の営み。これがあるからこそ、思考もできる。生命の営みの上に思考や感情やその他の生命活動が存在する。これは、人間が作り出したどんな智恵をも超えるもののように思える。 頭で…

痛みと気づき

痛みは気づきのために存在する。身体の痛みはそこに無理な負担がかかっていることを教えるため。 では、心の痛みは何の為にあるのか? それは、「自分がどういう存在なのか?」を知る手がかりとしてだ。 心が痛んだり、良心の咎を感じるとき、自分の存在の核…

人を傷つけること

自分を傷つけることは、人を傷つけること。 人を傷つけることは、自分を傷つけること。 だって、自分も他人も同じ人間なのだから。 むやみに人を傷つけるのが、罪なことである様に、むやみに自分を傷つけることも同様に罪なのだ。 また、人の可能性の発揮を…