2009-01-01から1年間の記事一覧

相対化

人からひどいことをされたとする。 そのひどいことをした人は、人の心の大切さを教えるために、わざわざ自分のために現れてくれたのである。 そう考えれば、すべての人が自分の師匠であり、すべての経験が自分を成長させる糧となり得る。 情報を判断する基準…

生き続ける意味は

今生きている。その意味とは何か。 二度と同じ自分は存在しない。変わり続ける、変化し続ける。 そう、変わり続けること。それが生きる意味だ。

人生は波乗りのように

人生をマラソンに例える人は多いが、サーフィンも近いかもしれない。 人は天体の中で生きている。 潮の満ち引きも、寄せては返す波の動きも、宇宙のリズムであり、呼吸だ。 乗っていけばいい、波の中を。 波の性質とリズムを見極めれば、楽しみながら乗って…

過ぎゆく通過点

今の俺は「過ぎゆく通過点」として、たまたまここにこういう姿をして存在している。

喧嘩は自分のためではなく、仲間のためにやる

自分を守るためには、わざわざ喧嘩をする必要はないかもしれない。でも、傷つけられているとか不当に貶められている仲間がいたら、そのときは本当に喧嘩するときじゃないのか。 どうする。何を捨て、何を求めるんだ?

自分に失望するところから

「自分はひどい人間だったなあ」とふっと過去を振り返って思うときがある。自分の未熟さや、幼稚さにウッと息がつまり、思わず苦笑いするときがある。 でも、自分に失望するところがあるということは、また、理想の姿、目指すべき姿も知っているということで…

限界を超えること

限界は自分自身が作っている。勝手に自分の脳がそう思い込んで決めているだけだ。そのことに少しでも気づけば、いくらでも次に開ける道があると思う。想像力を働かせて、未来を思い描く。もっといいあり方、もっといい解決法があると信じてイメージしてみる…

この人はこういうあり方をしている(=今の最高形態)

人類は38億年の生命の歴史の中で、現存する生物の最高のバージョンとして存在している。 だから、個々人全てが、38億年の生命の歴史を背負って生きているのだ。 同じ人は二人としていない。全てが独自のあり方をして人は存在している。 「この人は、こういう…

心はすごい力を持っている

今、身の回りで現実に起こっていること。これは、心の中で既に予想されていた「できあがっていた」ものではないのか。 心にはすごい力がある。頭の中で描いているイメージ、想念が現実を引き寄せ、実現させている。 このことが少しでも理解できれば、人生が…

バランスと振り子

振り子で、一つの方向に行こう行こうと思ってもなかなか行くことはできない。 反対方向に振れば、手を離すだけで望みのところに行くことが出来る。

こころは遍在する

こころは遍在する。 だから、いまここにもある。 いつだって、どこに行ったって、こころの中に自分は存在している。 だから、いまここからでも始められる。 どこに行っても、何をやっても、私のこころの中だ。 私の中にいて、私が私に出会い続けるプロセス。…

大自然の懐にいだかれる

「大自然の懐にいだかれる」とは、別に特別なことではない。山とか海とか森林とか、壮厳な風景を前にしなければ味わえないものでもない。 全ての人間があらゆる瞬間に行っていることだ。 「生きている」ということはそもそもそういうことなのだ。 ただ、普段…

不完全

人間は、そもそも不完全なものである。どんなに優秀な人間であっても、失敗はするし、ドジを踏んだり、判断を間違うときが必ずある。 でもそこから何かをつかんで生きていく力も必ず誰もが持っている。 だからこそ生きる意味がある。生きる価値があるのだ。 …

言霊

言霊(ことだま)という字のごとく、言葉には生きている力が宿っている。 それは、人を勇気づけたり、元気づけたり、良き方向へ導くものともなれば、反対に人を傷つけたり、怒りや恐れや失望を呼び起こしたりするマイナスの存在ともなりうる。 だからこそ、…

小ささを知ること

自分の小ささを知る。 大きなものの存在が分かれば、自分はその分だけ小さく見えてくる。 自分が大きな存在だと錯覚しているのは、自分よりももっと大きなものの存在を知らないからである。 大きなものの存在を知れば、小さな自分をどうすればよいかの道筋が…

仏に出あわば、仏を殺せ

禅に出てくる言葉。 「自分は悟った。真の自由を得た」などと思ったら、そんなものはさっさと捨ててしまうのがよい。 「自由を得た」と思い込んでしまうことこそが、そもそも不自由なあり方である。 そんなものは、たいてい脳が見せている幻想なのだ。酒や麻…

何を護るのか

まっとうな心。それだけだ。

ちっぽけな存在

宇宙の大きさにくらべたら、自分の存在なんてほんのちっぽけなものでしかない。 宇宙が出来てからの時間にくらべたら、どんなに長いように思える人生でもあっという間である。 でも「はかない」とか「虚しい」というものでもない。そういうものなのだ。 そう…

弱さを認めること

逆説的だが、自分の弱さをきちんと認められる様になると、人は強くなれる。自分の弱さを認めたくない、否定したいと無意識に考えている「弱い」自分がいる。 もうそろそろいいだろう。きちんと認めてあげても。

普通の力

自分を何か「特別な存在」としてしまうと、逆に力が発揮できなくなる。特定のものに「決める」ことが力を限定してしまう。 普通が一番力を発揮できる。普通だから何にでもなることができる。特別のものになることも選ぶことができる。

自分の力を信じること

自分の身に起こったことは、自分で解決できる力を人間は持っている。小さい様に見えても思いのほかすごい力だ。 だから、どんな時でも希望を見失うな。いままでついてきた身体、心、魂という仲間がいるだろう。先が見えない袋小路に陥った時、案外そこが次へ…

生命の智恵

思考は人間が作り出した道具である。 自分が、今まさに生きているという生命の営み。これがあるからこそ、思考もできる。生命の営みの上に思考や感情やその他の生命活動が存在する。これは、人間が作り出したどんな智恵をも超えるもののように思える。 頭で…

痛みと気づき

痛みは気づきのために存在する。身体の痛みはそこに無理な負担がかかっていることを教えるため。 では、心の痛みは何の為にあるのか? それは、「自分がどういう存在なのか?」を知る手がかりとしてだ。 心が痛んだり、良心の咎を感じるとき、自分の存在の核…

人を傷つけること

自分を傷つけることは、人を傷つけること。 人を傷つけることは、自分を傷つけること。 だって、自分も他人も同じ人間なのだから。 むやみに人を傷つけるのが、罪なことである様に、むやみに自分を傷つけることも同様に罪なのだ。 また、人の可能性の発揮を…

死ぬべき存在

存在と時間〈下〉 (ちくま学芸文庫)作者: マルティンハイデッガー,Martin Heidegger,細谷貞雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1994/06/01メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 26回この商品を含むブログ (46件) を見るハイデガー「存在と時間」を読んでおり…

行雲流水

[rakuten:book:13172914:detail] 脳科学者、茂木健一郎氏と禅僧、南直哉氏の対談。淡々とではあるが、真摯に真理を求める両者の熱気が伝わってくる対談だった。 「行雲流水」とは、禅の言葉で、行く雲、流れる水の様に自由なあり方のこと。 自由に人は憧れる…

好き嫌いの前に

好き嫌いの感情は誰にでもあるが、その前にその感情を見つめ、認めてみること。 そうすれば、自分の心を倍に広げることができる。

大らかな心で

大らかな心でなければ、力を抜くこともできない。小さな心で身体だけ脱力しようとしても無理なのだ。心を大きく持って、自らの存在をゆだね切る。そうして初めて見えてくる身体の使い方がある。

人、皆我が師

全ての人が私の姿を写す鏡であり、それ故に我が師匠である。 全ての人は仏の子。その仏が時には難敵として、試練を与えるものとして現れる。

天才

「私は天才ではありません。ただ、人よりも一つのことに長く関わってきただけです。」(アインシュタイン) それをこそ天才という。