2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

全体性

身体ってやっぱり面白い。 ある部分をギューッと無理に引っ張ろうとすると、必ずその反動が来る。力には力で返されてしまうのだ。また、例えばある筋肉が特化して強くなりすぎた場合、身体のバランスを崩してしまうことになる。 そんな風に、全てがつながっ…

責任を持つということ

「責任を持つ」と言う言葉がある。その根拠となるものは「自分の感覚」であり、結局これしかないのだろう。 「自分の感覚」が信じられないと、どうなるか。例えば、判断の根拠となるものが「誰かの言葉」になったりする。「偉い人がこう言っているから」とい…

人を観察する面白さ

人を観察するのは、ボディ・コーディネーションの練習としてとても役に立つということを教わってから、街中を歩く人に興味を持ち始めた。 じっくりと人の姿や動きを観察するのは、面白い。でも、ジロジロ見ると相手に不快な印象を与えるので、じっくりではあ…

息の長い仕事

「息の長い仕事」という言葉がある。10年、20年、30年・・・・・・。真剣な日々を積み重ねた仕事というのは、やはり素晴らしい。「個性」などど殊更に言わなくても、それだけの年月があれば、自然にその人の色が生まれるし、味わいが出てくるというものだろう*1。 …

男を磨く

女性は、やっぱりもともと生物として男性よりも優れているのかもしれない。「子供を産める」というのが、まずすごい。なにしろ自分の中で人間一人を作ってしまえるのだから、それだけで存在としてすごいのだ。 女性は、自然に成長していくとも言えるかもしれ…

重力を味方につける

日曜日のボディ・コーディネーション、個人レッスンで、先生から教わったことそそれは「重力を味方につける」ということだ。 合気柔術でも、重力を味方にすると、1対1が2対1になる、つまり自分の能力が倍になるとのこと。 人間は、ついつい重力に逆らった…

究極のシンプルな真理

「究極の」とか言ってしまうと、大袈裟になってしまうが、真理というものは、真に迫れば迫るほど、シンプルなものだ。 「今の自分がどうなっているのか感じること」 結局これにつきるのではないか。「今の自分」は身体を基準にすると、とてもよく分かる。今…

結論を急がずに

物事を決めるときにいきなり結論を出そうと性急に判断しようとすると、そのためにバッサリと大事なものを切り捨ててしまうことにもなりかねない。 すばやい判断とか、大英断とか、大鉈を振るうとか、聞こえはいいのだが、それが本当にじっくりと吟味せずに、…

数十億年の知恵

NHK総合テレビで、日曜日から、昨日まで連続4日で「NHK特集 プラネット・アース」という番組をやっていた。大自然の映像なのだが、その自然に密着する撮り方が素晴らしい。思わずTVに釘付けになってしまった。自然の映像は大好きで、人間が作ったどんなドラ…

人類の歴史

昨日の詩から。人類が生まれたのが、今から何百万年前。しかし、ハッキリと記録に残された歴史があるのは、たかだか1万年くらいである。ということは、人類の歴史などまだまだそれっぽっちのものでしかないということだ。 歴史とは、言葉の歴史であり、差異…

歴史を作らなかった人たち

我れ、悪党なり―20年間無敗の雀鬼、日々を語る作者: 桜井章一出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2004/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る最近読んだ本から。著者、桜井章一氏は麻雀の世界で無敗の「雀鬼」として知られる人。文章から伝わっ…

出会った人たち

人間の心は、はじめは全くの白紙状態であるが、そこにいろんなものが書き込まれることによって、心というものが次第に出来上がっていく。 赤ん坊は、外にある世界に「意味」を感じてはいない。単に光や音、温度などの「刺激」を感じ取っているだけである。 …

過去を超えて

「あの時ああいうことがあったから今の自分がある」というのは、人間ならば誰にでもよくある考え方だろう。 これが、ポジティブなものならいいのだろうが、ネガティブな結びつきというものもある。「あのとき、人からひどいことを言われたから」「あの意地悪…

空気と戯れる

「空気」は水と並んで、あまりにも人間にとって必要なものであり、また、あまりにも当たり前に存在するものなので、普段はその存在に気づかれることもまれだ。 呼吸をすることで、人間は空気と接している訳だが、そのことが意識されることも殆どないだろう。…