2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

達人

言葉の定義にもいろいろあろうが、「達人」とは「技が人格にまで洗練された人」のことだと思っている。こういう人は、やっぱりなかなかいるものではない。技か人格かどちらか一方に優れた人というのはよくいるのだろうが、両方を備えた人というのは貴重だと…

らくくる本のご紹介

私の師匠の本がこの度発売されます!「イメージだけで「らくな体」をつくる本」 (さかもとはるゆき・著) http://www.11rakuraku.com/rakukuru/campaign.html _______________________________面白さ満点のイラストを見なが…

頑張る

昨日、野口体操教室で、先生がおっしゃっていたが、今の若い人は本当に「頑張らない」らしい。「頑張る」ということをしないそうなのだ。 日本人はこの「頑張る」という言葉が何かにつけ好きなようでよく使う。この代わりの言葉を探そうとしてもなかなか見つ…

連環するサイクル

今日は、午前中は野口体操教室へ。午後からは、ミカサスカサでトレガーのプラクティショナー、ジャック・ブラックバーンさんのセッション。 セッションの希望として"inner peace"と片言の英語で伝えた。こんなときに英語が話せないのはなんとももどかしい。 …

命がけ

「命がけ」 この言葉を好む人はあまりいないかもしれない。しかし、どんな人でも、何をやっているときでも、有限な自分に与えられた生命の時間は費やしているのだ。別に本気でやることだけが命がけなのではなく、本来あらゆる人間のあらゆる行為が命がけなの…

自覚こそ成長

ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門―豊かな人生の技法作者: ウィリアム・ハート,日本ヴィパッサナー協会,太田陽太郎出版社/メーカー: 春秋社発売日: 1999/11/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (15件) を見るヴィパッサナー…

魔法を追い求める心

これをやれば一気に幸せになれるだの、夢がかなうだの、金や美貌が手に入るだの、巷には魔法のような甘い言葉と誘惑があふれている。 だが、実際に夢をかなえるためには、魔法の呪文をとなえるのではなく、「いまここで感じている感覚」を手がかりに自分の世…

「私のもの」=執着

自分の感覚は私のもの 自分の身体は私のもの 自分のイメージは私のもの 自分の心は私のもの 自分の感情は私のもの・・・・・・ などなど、「私のもの」と思ってしまうと手放せなくなってしまう。きっとそれを「執着」というのだろう。でも、 感覚は、自分で作った…

心を乱す人たち

自分の心を乱す人たちというのがいる。思い出すたびに、不快な思いとか、悪意や、敵意が呼び起こされるような人たち。 でも、その人たちは自分の成長のためにこの世に現れている。思い出すたびに、心が乱れるということは、自分の心の弱い部分を教えてくれる…

人は嘘をつくときに多弁になる

人間力の磨き方 (講談社+α新書)作者: 鳥越俊太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/06/21メディア: 新書 クリック: 48回この商品を含むブログ (18件) を見る最近読んだ「人間力の磨き方」という本にこんなフレーズが載っていた。なるほどと思った。「嘘=…

人間ウオッチング

何気なく、インターネットのニュースを見ていると、歌手の氷川きよしのコメントが飛び込んできた。http://newstopics.dion.ne.jp/pubnews/story/?nc=Gendai_20287&nd=20060702100000&sc=en&dt=20060702 「『一剣』では剣の道を究めようとする男を歌っていま…

パターンの一形態

どんなに自分が実感をもって「確かなことだ」と思えることであっても、それは自分が選択した「パターンの一形態」でしかない。他の人は他のパターンを選択し、厳密には自分と同じ反応をすることはない。その意味で実感とは本来的に孤独なものだ。 また、この…

面白さ、楽しさとは?

結局「つながりを見つけ出したとき」に楽しいという気持ちが湧いてくるようだ。 無関係だと思っていたもの同士に関係を見出したとき、知らない人と心が通じ合えたとき、友達ができたとき、共通の話題が見つかったとき、長い間考えても解けなかった問題がフッ…