2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

手抜き

年齢を重ねるにつれて、段々余計なことはしなくなってくる。「手を抜く」ことを覚えるのである。この「手抜き」にも、いくつかの種類があるだろう。 ひとつには、「これまでの人生経験を活かし、無駄が省ける」ということ。余計なことはやらずに、エネルギー…

石で遊ぼう

「プレゼンシング・ストーン」。やっているうちに、結構はまります。

スーパースター

インターネットで、ニュースを見ていたところ、興味深い記事が目を引いた。イチローが、矢沢永吉と対談したというではないか。興味のない人には「だから何だ?」とも言われそうだが、自分にとっては「おっ」と思える記事だったのである。 二人はすぐに意気投…

好奇心を持つ

野口体操の野口三千三先生がおっしゃっていたことに、「自分の身体を実験台として」という言葉がある。 「身体を実験台にして」とは、自分の身体に好奇心を持って取り組むことだと思う。ああ、自分の身体ってこんな風に動くんだなとか、こんなところが固まっ…

対立を超えて

自分が、対立している、相容れない、矛盾していると思っている存在も、後から思い返してみれば、対立や矛盾はしておらず、むしろ共通項の方がずっと多いことに思い至ったりする。 昔の思考の枠内で、当然のように思えていたことでも、時間が経ってみるとずい…

合気打法

打撃の神髄-榎本喜八伝作者: 松井浩出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/04/27メディア: 新書購入: 3人 クリック: 81回この商品を含むブログ (22件) を見る「打撃の神髄 榎本喜八伝」という本を呼んだ。かつて大毎オリオンズ(今の千葉ロッテマリーンズ)で…

明鏡止水

「明鏡止水」という言葉がある。水面が静止し、微動だにしないとき、鏡のように周囲のものをそのまま映すことができる。ちょっとでも乱れてしまうと、水面には何も映らなくなってしまう。人の心もそんな風に透き通って乱れないとき、周りにあるいろいろな情…

学習能力

昨日合気柔術のことを書いたが、こんなことが頭に浮かんだ。実はこれは、ずっと考えていたことでもある。 自分よりも上手い人が、自分に技を掛ける場合、自分よりも身体能力の高い、より高度な動きが自分に対して行われる。そのとき自分はその情報を必ず受け…

合気柔術

太極拳と並行して、合気柔術を始めてみた。特に対人で組んでの練習ということに興味を持ったからであるが、これがなかなか難しい。強く感じたのは、「自分がどう動くか」ばかり考えていては駄目だということだ。常に相手がどう動くのか、まさに「相手の身に…

気づかせる教育

教育、特に大人への教育で大事なのは、「気づかせる」ことだと思う。相手が子供の場合は「これはこういうものだ」と半ば強制的に教え込むことも時には必要だろうが、相手が思慮分別のある大人の場合、「気づきを促す」ということがとても大事になる気がする…

才能とDNA

「自分は才能がないからできない」とは、いくらでも言うことができる。しかし、才能とはそもそも何なのか。もともと「〜に向いている」というものが、そんなにはじめからあるものなのだろうか。 人間のDNAは誰でもほぼ一緒である。だから「ヒトのDNA解…

丹田から動く

「丹田」とは、下腹部の中にある、意識の中心。この意識が薄くなると、肩に力が入ったり、気が頭に上りやすくなる。 丹田は心の中心であると同時に、動きの中心でもある。丹田がないと、腕や肩が主動する動きとなってしまう。丹田を充実させると、これまで如…

身体を細かく分ける

本日は、野口体操日曜教室の本年最初のレッスン。 「独楽に貞く」ということで、まずいろいろな独楽で遊ぶ。独楽は、驚くほど様々な種類のものがある(参考にどうぞ→独楽の百科事典)。 そのあとは、独楽のように、中心軸をとって身体各部を回していく動き。…

実感が力となる

自分で実感したことというのが、最終的に自分の力となる。というか、実感したもの以外は、力とならない。本で読んだものでも、自分で実感しなければ本当に使える知識とはならないのだ。 受験勉強などは、苦しいことに負けない力とか、持久力とか、自制心とか…

身体との対話は自然との対話

改めて考えてみると、人間は動物である。その意味でその存在自体が、自然のものなのである。確かに「動物」と「人間」に一線を画する考え方もあり、それはそれで意味のあることなのであろうが、根本的には人間がこの地球上に存在するために「生物としての存…

原初生命体

野口体操に「原初生命体」という概念が出てくる。野口三千三先生の著書にも「原初生命体としての人間」という本がある。「原初生命体」とはアメーバのようなものに近いかもしれない。進化していない、もともとの生命の姿である。 私が初めて体験した野口体操…

一期一会

「一期一会」というのは、いい言葉だと思う。今生きている時間を大切に出来る。人との出会いも二度はない。チャンスは一回しかないのだ。 「失敗したら次に頑張ればいいよ」「きっとこの経験は後で生きるよ」「人生いろんなことがあるよ」などなど、失敗した…