真理は方法論の積み重ねでなく

方法論の積み重ね、知識の積み重ねが真理に近づく道ではない。


それはむしろ、真理から遠ざかる道を歩んでいるのかもしれない。


関わる主体の意思に関係なく「これをやっておけば、大丈夫」といった方法論など存在しない。


方法論や知識は間違いなく大切なものであるし、ものごとの上達においてなくてはならないものである。


しかし、何をやるにせよそれに関わる意思が最も大切なことである。


便利な道具や発明品を使わないのがいいということではもちろんない。


先人の知の集積を有効に活用するのも大切なことである。


しかし、何よりも大事なのは、ものごとに対する主体的な意思である。


関係をどう取り結ぶのか、当人が自分で決めることである。