2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

できないからこそやる意味がある

できないこと、苦手なこと、自分にはとても無理だと思える様なこと、でも、それでいて何故か捨てきれず、いつも心のどこかに引っかかるようなことがあるものだ。 そこにこそ、挑戦する意味がある。 簡単にできることをやったところで、何でもない。自分にで…

自己批判

自己批判を正当にできるということは、自分が成長した証だ。大切なのは、感情の渦に飲み込まれて行き場がなくなる自虐ではなく、また、根拠もなく自惚れる自己愛でもなく、きちんと自分の欠点や弱点、失敗に向き合う事のできる自己批判である。 しっかりと受…

人生の達人

もし「人生の達人」とでも言うべき人がいたら、どんな人だろうか。 苦しみを喜びに変えて、周りの人を元気づけてあげることの出来る人。 辛い、苦しい経験は誰にでもあるが、そこでとどまる事なく、どんなトラブルをも楽しむことの出来る人。どんなピンチに…

繊細さが寄り集まって太くなる

「心は繊細な方がいい。そして、繊細な糸が寄り集まって、太い綱の様になるのがいい」と何かの本に書いてあった。 心に残る言葉だった。

傷とともに

この傷は、ない方がよかった? あってもなくてもよかった? 絶対になくてはならないものだった? 今にいたるプロセスを丹念に辿ってみれば、いま自分が感じている痛みや傷もなくてはならない不可欠のものだったことに気づく。そして、正面から見据えてみれば…

永遠の生命

私の肉体が滅びるとともに、私の生命にも終わりが来るときがくる。 でも、私を生かしている「生命のしくみ」そのものは死ぬことはない。 「私の死」は、「私の生命のしくみの死」では決してないのだ。 40億年もずっと生き続けていた。このしくみはこれからも…

思いが伝わる

人間の肉体には、三次元の制限があるが、心はそれを超えた三次元以上の存在である。本気の真摯な思いは、時空間を超えて伝わる。例え身体が死んで滅んでも、その思いは時空を超えて誰かに受け継がれ、その思いを受け継いだ誰かが、また新たなスタートを切る…

理解でつながる

もともと人間の心は一つにつながっているものであるから、心が離れてしまう事は寂しさを伴う。 もちろん現実には、考え方や価値観の違いで、袂を分かつということはあるだろう。でも、相手のことを理解しようとせずに一方的に切り捨てたとすれば、必ず、寂し…

止めて見る=自分の都合

全ての存在は動いており、止まることがない。人も、社会も、周りの風景も皆変化してゆく。この世界は動画の世界だ。でも、その世界から静止画を切り取りたい時がある。過去の一点のままでずっと続いて欲しいと思ってしまうものがある。あの人はあのままであ…

悟りを口にする人

例えば「自分は宇宙と一体になる悟りを得た」という人がいたとする。そういう人が、自分と立場や見解の異なる人のことを悪し様に罵ったりするのは何故だろう。本当に宇宙と一体の人であれば、相手と自分も一体のはずなのであるから、例え自分と意見が異なっ…

自然に学ぶ

当たり前のことであるが、人間は生き物である。だから、その本源は、自然である。人間の身体は自然そのものだ。文明の利器の中で生活していると、人間が自然の一部であるということを忘れがちになってしまう。普段食べているものも、自然のものをそのままと…

過去を超えて

人は、記憶によって、過去の出来事に返ることができる。しかし、頭の中に想起された過去の出来事は、当然ながら「今ここにある出来事」ではなく、既に今ここには存在しない何ものかである。今頭の中に浮かんできている事は、自分にとって都合のいいように加…

生命の本体

どんな生き物でも、生命のしくみは同一だ。人間は、他の生物にはない優れた特質を持っているが、その土台となっている生命のメカニズムはあらゆる生物に共通である。身の回りにある存在の共通の土台に多く気づけば気づくほど、自分の生きる土台も大きな事に…

美しい話をする人

話のうまい人というのがいる。文章のうまい人という人もいる。美しい言葉を使い、闊達に話をするというのは、それはそれで一つの大事な技術であるが、そこには、大きな危うさも含まれている。 ちょっと疑いの眼で見てみる。なぜ、その人はそんなに美しい言葉…

恐怖とのつきあい

テレビで脳科学者の茂木健一郎氏が「恐怖は脳の栄養」と言っていた。恐怖という感情は、人間にとってマイナスな、不要のものと思われがちであるが、実は、生命維持の為に存在する非常に重要なものなのだ。現代人は、原始人の様に生命の危機にダイレクトに瀕…

鍛える

日本刀は、鉄を熱しては打ち、伸ばしたところを折り曲げて作っていく。この「打って伸ばして折り曲げる」というプロセスを何度も何度も繰り返す事によって、鉄を鍛えていくのだ。 心を鍛えるというプロセスも、これとよく似ている。何度も何度も打って、融合…

つながりを求める心

どんな人間でも、一人では決して生きられない。たとえ、山の中に孤独で暮らしている様な人でさえも、心の中で人とのつながりを拒絶することはできないだろう。 過去の何らかの出来事や、環境により、十分に愛されることのできなかった(あるいはそう強く思い…