男を磨く

女性は、やっぱりもともと生物として男性よりも優れているのかもしれない。「子供を産める」というのが、まずすごい。なにしろ自分の中で人間一人を作ってしまえるのだから、それだけで存在としてすごいのだ。

女性は、自然に成長していくとも言えるかもしれない。大きくなると、生理が始まり大人の身体（って別にやらしい意味でもないけど）になっていく。女として、大人としての自覚も芽生えることだろう。自然が勝手に成長の舞台を整えてくれるのだ。

それに比べたら男はどうか。男は自然に大人になることはない。女性のような、大人としての自覚を促すような出来事が起きるわけではない。下手したら、一生いつまで経っても子供のままかもしれない。

どうするか、といったら「男を磨く」。それしかないだろう。生物として、成長する機会がないのならば、自分の意志で成長していくしかない。「男はつらいよ」って、あの映画が名作なのは、やっぱりそれが真理だからだろうか。

何も出来ない洟垂れ小僧が、一歩一歩成長していく、それが男の生き方だ。

とはいえ、それにこだわることもないけどね。でも、「一本筋の通った男」というのは、同じ男として見ても魅力的だ。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」