"subtle body"という言葉がある。日本語の中でも「サトル・ボディ」とそのままの読みで使われるようだ。
"subtle"は「微妙な」とか「微細な」という意味。もともと身体は細胞の集まりなのだから、細胞レベルで運動が行われることを考えてみれば、当然身体も微細なものとなる。
そして、「身体の細やかさ」はそのまま「認識の細やかさ」に通じる。丁寧に身体の感覚を味わってみることによって、そのまま認識も細かくなっていく。小さなことに気がつくようになれば、相対的に大きなことにも気がつくようになるのだ。*1