変化する自分

bon-naoto2007-03-21

誰でも「自分はこういう人間だ」というイメージがある。それは主にこれまでの経験を元に形成されているものだろう。でも、同じ時が二度とないように「同じ自分」なども存在しない。「自分はこういう人間だ」というイメージは、結局自分が自己を確保するために作り上げたものにすぎない。誰にもその人にとっての「落ち着きどころ」の様なものがあり、それが自己イメージとなっているのだ。でも自己イメージは、固定的な、絶対的なものではないのである。


自己を確保するために作り上げたイメージだから、それが変化することを本能的に人は恐れてしまう。もっと違った自分、もっと違ったあり方もあっていいはずなのに、自己イメージにしたがって人は判断し、行動する。そこから外れた行動を取らなくなるのだ。


時間の経過と共に変化していく自分の身体と、変化を拒み、同じであり続けようとする自己イメージは時に対立するものとなる。無理がないのは、時の経過に合わせて、自己イメージも柔軟に変化させていくことだろう。状況に応じて、どんどん自分を変えていけばいいのだ。それには、変化を受け容れようとする姿勢が大切だ。「変わっていくのが自然」ということを認めることだ。変化は時には不安や恐怖も伴うが、勇気を持ってそれをも受け容れて認めていくことだ。*1

*1:写真は「AMANO KAZAOTO 高画質館」