傷とともに

この傷は、ない方がよかった?


あってもなくてもよかった?


絶対になくてはならないものだった?


今にいたるプロセスを丹念に辿ってみれば、いま自分が感じている痛みや傷もなくてはならない不可欠のものだったことに気づく。そして、正面から見据えてみれば、その痛みもそれほど大きなものでもないことにも気づく。