人間に完璧はない

当たり前のことだが、完璧な人間はいない。誰でも長所、短所があり、能力のある人でもどこか抜けているものだ。人間は誰でも失敗する。失敗を通して学んでいく。


それは、親であっても同じ、尊敬する人物にしても同じ。皆同じ人間なのだ。「失敗をする権利」は誰にでもある。尊敬する人物を勝手に自分の理想像にしたてあげると、そのイメージと違う行動をその人が取った場合に、その人を許せなくなるかもしれない。でも、人のあり方は、人のあり方。自分が決めるものではないのだ。その人はあるがままのその人でよい。


その人はそういう人間だと認めてあげればいい。それは、自分でつくりあげた理想像を捨てて、ありのままのその人を見ること。当たり前の事実に気づくことだ。この世界に神様は実在はしない。実在するのは人間のみだ。


不完全な人間同士が、集まって生きている世界だからこそ面白い。不完全同士だからこそ生きる意味があるのだ。