力の抜き方

力の抜き方は力を入れてみなければ分からない。はじめから力が抜ける訳ではない。「達人技」は自分を磨き、練り上げていった先に生まれるものであって、初心者が真似をしようとしてもそれはうわべをなぞるだけの全く別のものにすぎない。


老練な動きも、「全力でやる」というプロセスを内に含んでいる。情熱のないところに進歩はない。一見遊んでいる様に見える中にも、必死の思いを内包しているのが、真の技だ。


ヒントは感覚にある。思い切り打ち込みつつも、今自分が何を感じているのかを感じ取る感性が。