スーパースター

インターネットで、ニュースを見ていたところ、興味深い記事が目を引いた。イチローが、矢沢永吉と対談したというではないか。興味のない人には「だから何だ?」とも言われそうだが、自分にとっては「おっ」と思える記事だったのである。


二人はすぐに意気投合し、対談はとても盛り上がったとのこと。イチローは「50になってもバリバリにプレーするのが夢」と矢沢に語っていた。矢沢は「30のときに、50まで歌うぞ!」って風呂敷を広げていたそうだ。そして、現に今56歳の矢沢は現役バリバリで活動している。当時はロックは40くらいで引退するものだったのである。


音楽的な好みはあるにせよ、自分は、ミュージシャンの中で矢沢永吉は、結構好きな人なのであるが、その理由は、矢沢が「齢をとっても衰えない」ことにある。それどころか、年々年を追う毎に円熟味を増している気がする。同じような魅力を感じる人に、中島みゆき小田和正がいる。


「齢をとっても進化し続ける」とは、自分がずっと追い求めているテーマである。


やっぱり、50を過ぎてから本物かどうかが問われるんじゃないのだろうか。だとしたら、20や30で何をやっても大したことはないなという気もする。その間は、やっぱり「土台づくり」「下積み」の期間なのだ。


スーパースターは齢を感じさせない。この記事を読んで、自分の心の中にちょっと熱い火が灯った気がした。スターもただ、仰ぎ見るだけの存在ではだめだ。自分も同じ人間なのだから、自分に出来ることを何かやってみたいなと思った。