数十億年の知恵

bon-naoto2006-05-11

NHK総合テレビで、日曜日から、昨日まで連続4日で「NHK特集 プラネット・アース」という番組をやっていた。大自然の映像なのだが、その自然に密着する撮り方が素晴らしい。思わずTVに釘付けになってしまった。自然の映像は大好きで、人間が作ったどんなドラマよりも感動的だという気がする。


生物がこの地球上に発生してから、数十億年くらいになるのだろうか。生物は過酷な自然環境の中で、自らを環境に適応させることにより、生き延びてきた。灼熱の砂漠や、酷寒の極地などで暮らす生き物を見ると、どんなところにも生き物はいると思うと同時に、その適応能力に感動する。


人間は今の生物進化の頂点に立つ存在であるが、ここに至るまでに、数十億年生命が積み上げてきた「生き延びる知恵」を受け継いでいる。


過酷な環境の中で、如何に自分のエネルギーを無駄にせず合理的に使うか、食物を手に入れるのか、子孫を残すのかと、必死になって生命が編み出した知恵の数々・・・・・・それが出来なかった種は、とっくに絶滅している。今生き残っている種は、ものすごく知的なことを積み重ねてきているのだと思う。


人間が頭で考えた「知性」などは、たかだか1万年位のレベルだろう。それを思うと生きていることってやはりすごいことだなという気がする。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」