腹まで自然に入る息

bon-naoto2007-04-02

どんな動きであっても、腹まで自然に息が入らないようならば、どこかに力が入っている。一般的に運動と呼吸とは別々のものだと考えられている。筋肉が各々の機能を果たせば、呼吸など、吐いても吸っても、止まっていてもどうでもよいと。


しかし、呼吸も間違いなく運動の一形態である。呼吸は、横隔膜や腸腰筋といった筋肉とも連動している筋運動でもある。呼吸のあり方が身体運動の全体に実は深く影響を与えているのだ。


楽に息ができないようならば、自然のあり方を無視して、力で踏ん張っている証拠である。赤ん坊のお腹は、呼吸と共に大きく上下動している。自然に腹まで息が入るのがよい。*1

*1:写真は「AMANO KAZAOTO 高画質館」