答えなし

年齢を重ねるにつれ「答えなし」の問題が増えてきているような気がする。学校での試験勉強の時は明確に「答えがある」問題であり。その「正解」に短時間で到達できれば、よしとされた。思えば、のどかな時代であった。


でも、この世界ってそんなに簡単に答えが出せるものばかりではない。そもそも「宇宙がどうして存在しているのか」とか「人間はどうして生きているのか」といった究極の問いに答えはないのであるから、生の根源に関わる問いであれば、答えなど簡単にだせっこないのだ。


「これが答えだ」と分かった瞬間に嘘になる。捨てなければいけない。


答えがないと知りつつも、答えを求めて生きていく。この矛盾を楽しみながら生きていく。