つながり続ける心

「愛の反対は無関心」とマザー・テレサは言った。人間にとって一番辛いことは、自分のことを誰にも気にかけてもらえずに、どうでもいいものとして扱われることだろう。


マザーの言葉によれば、愛とは関心を持ち続けること、自分とのつながりを持ち続ける心のことだ。


現代社会では、人はどうしてもいろんな基準で評価されることに晒される。基準に達しなければ、容赦なくふるい落とされてしまう。そんな世界にばかり生きていたら、人は自分を守るために小さく縮こまらざるを得ない。人を信じること、愛することはとても困難なことになってしまう。


自分が、たとえ社会で十分に評価されない様なことがあっても、その基準で自分自身をも裁く事はない。それは、だれかが自分の都合で作った尺度だ。それだけで、自分の価値を不当に貶めるとしたらとても勿体ないことだ。


自分を愛する事、それは、自分のダメなところは、しっかりと見つめつつも、それを無関心に切り捨てることではなく、しっかりとつながり見つめ続けることである。