小さな声こそ聴きのがすな

大きな声で勢いよく語られた言葉は、多少内容に問題があるものでも、人を動かす力がある。でも、真実はさりげないものである。声高に自分の正しさを主張したりはしないものだ。だってそれは真実なのだから、真実に近ければ近いほど、わざわざ自分の正当性を人に認めさせることもない。


自分を売り込もうとするときや、自分を人に認めさせたいときなど、人間だからある程度話が脚色されるのはやむを得ないところもあるかもしれない。でも、あまりにも強すぎたり、正しすぎたりするメッセージには注意が必要だ。自分が相手の意図に動かされいないか、注意することも必要だろう。


「強さ」や「正さ」が飛び交う中でこそ、さりげなく何気なく、空気の様に存在する本当の声を聞きのがすな。