通りのよい身体

bon-naoto2005-11-06

本日は野口体操(野口体操教室 - 楽天ブログ)のレッスン。主にやったのは「腕回し」であった。左右の交互に足を乗り換えながら、腕を回す。実際には、「回す」という円運動のイメージよりも、地球の中心に乗ってそのエネルギーで動かすため、縦に動く感じとなる。


これまで、この運動は結構出来ているつもりになっていたが、実はさっぱりできていなかったことに気がついた。外側から作った動きになっていたのだ。身体が地球の中心に落ちるエネルギー(すなわち重力)を十分に活用すると、自分で動かそうとしなくても、勝手に腕は上がっていくものなのだが、勝手に上がっていかない分を自分が動きをつくることによって誤魔化している。


本物を追求するためには、妥協はしてはならない。見せかけはあくまでも見せかけでしかない。少なくとも、できないことを作って誤魔化して、出来るように思って安心するのはやめにしよう。


ここで問題となるのは、「身体の通り」である。身体が詰まっていると、身体の中を上手くエネルギーが抜けていかない。力が抜けていることが必要なのは勿論なのだが、それにイメージの作用が加わる。実際に身体に働いている力を感知するのと、それをイメージによってふくらませ働きかける力。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」より