ボディ・コーディネーションのタッチ

bon-naoto2005-11-16

現在、「ボディ・コーディネーション」というボディワークを練習中である。師匠の坂本先生が、整体、太極拳、ヴィパサナなどのエッセンスを元に作り上げた体系。本日は、秋葉原にある知人のサークルの事務所で2人に練習。主にフットとレッグ中心。2人とも終わった後は身長が伸びたように上にスッキリ伸びた立ち方になっていた。


常に相手の身体と対話しながらタッチを行っていくのがポイント。単に「相手の子ここが悪いから直してあげよう」というのではなく、相手の身体感覚に働きかけるようにタッチを行っていく。タッチによってその部位を直接治そうということではなく、タッチはあくまでもきっかけなのがミソである。


どうしても、「相手のここが悪いからここを治してあげよう」と考えがちになる。しかし、それは行わず。ひたすらプレゼンスの状態で触っていくのである。必然的にタッチはソフトできめ細かいものとなる。ボディ・コーディネーションの基本となる考え方は「嫌なことはしない。また、痛いこともしない」ということだ。


一見したところ、グイグイとツボを押したり、関節をバキバキやったりする方が効きそうに見えるが、実はそうではない。相手の身体がその刺激を受け容れようとしなければ、よくなったように見えてもすぐに戻ってしまうのである。相手のが与えられる刺激を抵抗なく受け容れたときに、身体が変わることができる。この身体との向き合い方は二人でやるときも、一人でやるときも同じだろう。


今日の一句:やさしく、丁寧に、身体と対話してみる*1

*1:写真は「toshiの写真箱」