気合と脱力

bon-naoto2005-11-17

「気合い」といえば、アニマル浜口の代名詞のようになってしまったが、気合いというのは、物事の根本である。何事をやるにも本気でやるのと、いい加減な気持ちでやるのとでは、効果が全く違うのだ。


さて、気合を入れすぎると、力が入りすぎたり、動きが硬くなったりすることがある。いわゆる余計な緊張というものだが、当然これが出るとベストなパフォーマンスにはならない。かといって気合が入らないダラダラとした状態では、何事も対したことはできないだろう。


このところであるが、「力を抜くことを真剣にやる」というのは、相反することを同時に行わなければならない。これが「名人芸」といわれる所以であろう。針の穴に糸を通していくような正確さ、無駄な力の抜けきったやわらかさ、そして、身体の中から燃え上がる気合い。全て兼ね備えたのが「名人芸」。一歩でも近づいていきたいものだ。*1


今日の一句:真剣に かつ やわらかく

*1:写真「toshiの写真箱」