対立を超えて

bon-naoto2006-01-19

自分が、対立している、相容れない、矛盾していると思っている存在も、後から思い返してみれば、対立や矛盾はしておらず、むしろ共通項の方がずっと多いことに思い至ったりする。


昔の思考の枠内で、当然のように思えていたことでも、時間が経ってみるとずいぶんと変わっていることもある。認識の枠組みが広がれば、やっぱり世界の見え方が違うものである。


なんとなく嫌な奴だなと思っていたり、仲があまりよくなかった相手でも、久しぶりに会話をしてみると、昔のことはみんな水に流して意気投合できたりするときもある。人と仲直りができたり、気持ちが通じ合えたりしたときは、やはりとても気持ちのいいものである。


究極は、矛盾や対立というものは存在しないのだろう。偉大な人物は皆一様に「全ては一つ」と言っている。


面白いのは、今自分がこうだと思っていることでも、いくらでも発展的に変わりうるということだ。そうでなければ、生きている意味もないしね。考えてみれば、やっぱり、自分の価値観と対立していると思われることにこそ、自分が発展できる可能性が秘められているのだ。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」