情報の活用

bon-naoto2006-03-27

「太陽は、遍く全てのものを照らす」というと何か宗教っぽいニュアンスもあるが、でも、全ての人に同じように光が届いていることは確かだ。光に限らず、音もそうだし、空気の流れなどもそうだろうが、あらゆる人のところに同じように情報が届いているのである。


宇宙からのメッセージを受け取る」となど言ってしまうと、少し怪しげな感じもしてしまうのだが、よくは知らないが、宇宙からの微弱な電波などもあるんだろうし、別に特別にその人だけが、それを受けている訳でもないだろう。誰でも同じように情報は届いているのだ。


例えば、生徒Aと生徒Bの両方に、同じように手本となる先生の情報は、光となり、音となり、温度となり、届いている。そういう意味では、おかれた立場は全く平等である。


でも、AとBとの間で習得するのに差が出てしまうことがある。同じ情報が与えられているのに何故結果が違ってしまうのか。


それは、AとBとの間で情報の受け取り方と活用の仕方に違いがあるからということになるだろう。


そもそも与えられた情報をしっかりと受け取る姿勢になっていないと、自分の中に取り込まれる情報の量が減ってしまう。


そして、情報を変に自分で加工したり、余計な解釈をしたりせずに丸ごとそのまま、受け止めれば、受け取った情報をそのまま活用できることになる。


この逆をやることは多いのではないだろうか。情報をそのまま受け取ろうとせずに、自分のフィルターを通したものしか入れない。そして、受け取った情報も自分の都合のいいようにしか解釈しないとか。


赤いフィルターを掛けている人は、世界が赤く、黄色いフィルターをかけている人は世界が黄色く見えてしまう。余計なこだわりが、世界をそのまま見る目を妨げてしまう。


こういったことをやると、せっかくいい素材を貰っていても、自分にちっとも活かせないということになる。


できるだけ、先入観をもたず、情報は単にそのままの情報として受け止める。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」