足首が語る

bon-naoto2006-04-04

人それぞれ自分が持っているクセというものがある。心のクセもあれば、身体のクセもある。長年かけて習慣となって身についているから、自分にそんなクセがあったなんて思いもしないことがある。


そして、それにハッと気がついたときに、目からウロコが落ちたような新鮮な気づきを味わう。そうして、一歩成長の階段を登ることになる。


今日仕事をしながら、ふとこんなことに気がついたのであった。


「(パソコンの)キーを叩くのに肩に力が入りすぎていないか?」


とちょっと、こんなことに気づいたら、そこが気になる。そしてちょっと試してみると、何と10分の1くらいの力でキーが叩ける事に気がついた!


今までのは一体なんだったんだ?


ということになるのだが、これは、自分の「パソコンのキーはこう叩くものだ」というイメージが変わったことによるもの。こんな感じで「これはこうするものだ」というイメージはあらゆる部分に渡って自分に染み渡っている。


そして、上半身の力みに気づいた後に、さらに劇的なことに気づいたのであった。


上半身の力みと連動して、足首が緊張している。というか、とても足首が動きたがっている、主張したがっているのだ。何かの刺激ですぐに動きそうな感じ。ということは、今までは肩が緊張すると同時に足首も緊張していたんだな。気がつかなかった。


力が入っているときは、「自分に力が入っている」とはあまり気づけない。力が抜けて初めて力が入っていたことに気づくのだ。


とまあ、人の体験を読んでもあまり面白くないかもしれないが、自分の身体をじっくりと探ってみるといろんな発見がありますよ。


自分の身体の反応は、これまでの蓄積の結果だから、これは、そのまま自分の生きてきた歴史を探求することにもなる。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」