足首が語る
人それぞれ自分が持っているクセというものがある。心のクセもあれば、身体のクセもある。長年かけて習慣となって身についているから、自分にそんなクセがあったなんて思いもしないことがある。
そして、それにハッと気がついたときに、目からウロコが落ちたような新鮮な気づきを味わう。そうして、一歩成長の階段を登ることになる。
今日仕事をしながら、ふとこんなことに気がついたのであった。
「(パソコンの)キーを叩くのに肩に力が入りすぎていないか?」
とちょっと、こんなことに気づいたら、そこが気になる。そしてちょっと試してみると、何と10分の1くらいの力でキーが叩ける事に気がついた!
今までのは一体なんだったんだ?
ということになるのだが、これは、自分の「パソコンのキーはこう叩くものだ」というイメージが変わったことによるもの。こんな感じで「これはこうするものだ」というイメージはあらゆる部分に渡って自分に染み渡っている。
そして、上半身の力みに気づいた後に、さらに劇的なことに気づいたのであった。
上半身の力みと連動して、足首が緊張している。というか、とても足首が動きたがっている、主張したがっているのだ。何かの刺激ですぐに動きそうな感じ。ということは、今までは肩が緊張すると同時に足首も緊張していたんだな。気がつかなかった。
力が入っているときは、「自分に力が入っている」とはあまり気づけない。力が抜けて初めて力が入っていたことに気づくのだ。
とまあ、人の体験を読んでもあまり面白くないかもしれないが、自分の身体をじっくりと探ってみるといろんな発見がありますよ。
自分の身体の反応は、これまでの蓄積の結果だから、これは、そのまま自分の生きてきた歴史を探求することにもなる。*1
*1:写真は「toshiの写真箱」