ものさし
人をある価値基準(=ものさし)で見ることはできる。でも、そのものさしは便利なものでもあるけれど、それが強く働きすぎるのと他の見方ができなくなってしまう。
他にもいいところが沢山あるのに、そのものさしに乗っからないとバッサリ切り捨てられてしまうかもしれない。
ずっと、そのものさしで世界を見ていると、本当にそんな世界があるかのように見えてきてしまう。あたかも初めから存在していたかのように。
ものを便利に見るためにつくられたはずのものが一人歩きを初めてしまう。
自分をリセットするとか、自然に触れる、「無」に帰るということの意味はそこにあると思う。
自分の中で、いつも静かな落ち着きを保っていれば、特定のものさしのみに囚われることなく、現象をありのままに見ることが出来る。*1
*1:写真は「toshiの写真箱」