魔法を追い求める心

bon-naoto2006-07-11

これをやれば一気に幸せになれるだの、夢がかなうだの、金や美貌が手に入るだの、巷には魔法のような甘い言葉と誘惑があふれている。


だが、実際に夢をかなえるためには、魔法の呪文をとなえるのではなく、「いまここで感じている感覚」を手がかりに自分の世界を広げていくしかない。たとえ、最短距離で行ける道があったとしても、その道はちゃんと自分の足で一歩一歩歩かなければならないのだ。


一見華やかに見える世界であっても、その道程は地道で淡々とした作業の繰り返しだ。でも、自分の感覚を頼りに進んでいく道は、一見単調であるように見えるが、毎回新鮮で、とても楽しい作業でもあるはずなのだ。



誰かが助けてくれる、誰かが理解してくれる、誰かが自分を導いてくれる・・・・・・


自分の実感が信じられなくなったとき、そんな思いが浮かび上がってくる。でも、そんな思いも、感覚を元に自分の反応のパターンとして現れてくるものだ。もともとは、自分の感覚である。そんな自分の反応のパターンに気がつくことができれば、きっと新たな世界が見えてくるに違いない。


自分の感覚に問いかけながら進んでいく。本当に生きることとはそういうことだろう。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」