連環するサイクル

bon-naoto2006-07-16

今日は、午前中は野口体操教室へ。午後からは、ミカサスカサでトレガーのプラクティショナー、ジャック・ブラックバーンさんのセッション。


セッションの希望として"inner peace"と片言の英語で伝えた。こんなときに英語が話せないのはなんとももどかしい。


約1時間半のセッションが終わった後は、呼吸も楽になっていた。帰りに喫茶店で一息ついているとこんなことがフッと浮かんできたのであった。


なんとなく、心の奥底で、自分が死ぬこと=「それで終わり」と思っていた。直線的に自分の人生は、「死」という終着点で終わり、そこから先は存在しないのだと。


でも、自分が死ぬことはそれで終わりじゃない。生きることと死ぬことも、生成と消滅という宇宙の連環するサイクルの中にあると考えれば、たとえ個体としての自分の生命が尽きたとしても、それから新たに生まれてくる生命もあり、そのサイクルは連綿と続いていくのだと。


大きな宇宙のしくみの中で考えれば、自分が死ぬことは「終わり」ではなく、むしろ「はじまり」なのだ。


念のため、別に私は死にたい訳でもなんでもない。むしろ「如何に生きるか」ということにこだわる者だ。


でも、このアイデアが浮かんだら、なんだかとても安心してきたのだった。"inner peace"の答えがこれだったのかもしれない。ありがとう。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」