言葉は「こと(事)」の「は(端)」

bon-naoto2006-09-10

言葉(ことば)とはよく言ったもので、出来事=「こと」の端っこ=「は」のことだ。この世に発(=「は」)せられて現出した概念やイメージ。


でも、一件全く違うような言葉でも、実は同じ枝から生えていたり、また、その枝同士も同じ根っこから生えていたりするものだ。葉っぱの部分だけ見ると、違いしか見えないが、根っこまで見て始めて全体が見えてくる。また、そうして初めて葉っぱの役割も分かる。


自然の原理というのは、いくつもあるわけではなく、一つしかない。人間も、どんなに考え方や価値観が違うように見えても、「自然の原理に沿って生きている」という観点から見ると、そこから外れて生存している人間は一人もいない。自然の原理というその根本に立ち返り、「いま、生きていること」をじっくりと見つめてみれば、多くの人との共通項が見出せるはずだ。


それは、かつて価値観や考え方が違う故に自分の敵としたり、疎外したりした存在であったりすることもあるだろう。*1

*1:写真は「AMANO KAZAOTO 高画質館」