神意

bon-naoto2006-11-16

昨日の続き。


昨日は「生きることに意味などない」と書いたのだが、人間の細胞は、一見意味もなく、ただただ生き続けている。でも、この営みは40億年も前から続いてきたものだ。最初の生命が発生してから一度も途切れることなく、現在まで40億年続いてきた生命。このことをよく考えてみると、「無意味」などという言葉で済ませられるものでもない。人間の目から見れば、そこに意味を見出すことは難しいかもしれないが、でも、その生命の営みこそが巨大な意味を持っている。


そこにあえて名前をつけようとするならば、それこそ「神意」という言葉がやはりふさわしいだろう。


野口体操の野口三千三師は、「自然の法則=神」であると明解に言い切っている。やはり私もそれが一番妥当な説明だと思う。


地球上のあらゆる存在に自然の法則は等しく働いている。人種や国境やイデオロギーの壁を超えて、また、人間と他の生物や、生物と無生物の壁を超えて。時間や空間の壁をも超えて普遍的に存在している。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」