半眼

bon-naoto2007-01-17

脳科学者の茂木健一郎さんが、興味深いことを書いている。ヒット作を数多く生み出している漫画家の浦沢直樹さんはアイデアを生み出す時や非常に大切な1本の線を描く時に、座禅で言う「半眼」の状態に自分を置くそうだ。

http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q1/522770/

「半眼」とは、自分の周りの世界も見ながら、しかし、決して一つのことに捉われている訳ではなく、また、自分自身をも冷静に見つめることができている状態。やはり、このときに脳が最もよく働くし、クリエイティブな仕事ができるのではないだろうか。


茂木さんも「危ういバランスの中に自分を投げ込むこと」と書いているが、この半眼は、やはりどこにも偏らない意識という絶妙なバランス感覚の上に成立しているものだろう。*1

*1:写真は「AMANO KAZAOTO 高画質館」