笑い飛ばせ!

bon-naoto2007-05-06

呵呵大笑、破顔一笑。己のやっていることをちょっと突き放してみてみれば、これほどおかしく笑えることもない。


自分は何を小さなことに一喜一憂していたのか。失敗を恐れていたのか? あるいは人からの批判や、好奇の目だろうか? 自分を否定されることだろうか? でも、自分が考えている「失敗」など、ほんの小さなものでしかなかったのだ。ホントどうでもいいようなことにいちいち引っかかっていたなあ。


パタっと頭の中から何かが取れた感じである。何かが取れたといっても多分アホになった訳ではないと思うのだが(笑)。


「全ての存在に意味がある」、「全ての出来事は必然である」と言葉で知ってはいたが、本当のところは自分でもよく分かっていなかった。でも、今では少しその意味がつかめてきた様な気がする。


「全ての出会いも必然であり、無駄なものはない」とはよく言ったもので、今思い返してみれば、そのときそのとき最高のタイミングでいろんな人が現れてくれた。決して愉快な思い出ばかりではない、腸の煮えくり返るような思いをさせてくれた人もいたが、でも、今となっては、それもまたよしである。


世界の果てまで行ったと思い込んでいたが、実はお釈迦様の手のひらで踊っていただけだったという孫悟空の話がある。人間のやることも、それに近いのかもしれない。どんなことをやったとしても、所詮たいしたことはなく、俺の考えていた「成功」や「失敗」もそんな小さなものだったのかもしれぬ。今から思えば、「成功」も「失敗」もなく、貴重な「経験」があるのみだ。


さて、これからどうしよう。「ありがとう」と、今なら素直に言えるだろうか。*1

*1:写真は「AMANO KAZAOTO 高画質館」