流転

bon-naoto2007-05-26

「万物は流転する」と言ったギリシャの哲学者がいた。この世界にひとつとして、流転しないものは存在しない。同じものはないのだ。そして、自分自身もこの瞬間に流転し続けている。細胞は常に生まれ変わっている。人間は自分を取り巻く外界に合わせて最適の関係性が保てるよう自らを変えていく力を持っている。よりよい世界との関わり方を人間は常に模索し続けているのだ。


固定した不変の「自分」というものもない。自分が頼りにしているもの、しがみついているものも「不変」ということはなく、どんどん入れ替わってゆく。変化し続けることこそが、人間と世界の本質なのだ。


であれば、思い切って力を抜いて流れに身を任せてみたらよい。それが一番楽な生き方である。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」