半分はアホ

bon-naoto2007-05-27

完璧な人間はいない。誰でもどこかが足りないし、欠けているものがある。どんな立派な人間でも、半分はアホなのだ。そう考えるとすごく気が楽になった。もともと不完全なのに、完璧を求めるのは、自分を追い詰め、見失う悲劇のはじまりだ。


人間、半分がよければよい。もし、6割、7割よければ、それは「真人」「聖人」と呼ばれるべき存在だろう。


また「半分はアホ」と思っていれば、人の欠点や失敗、行動や言動にいちいち気持ちを煩わされずにすむ。「ああ、アホやから失敗したんやな(なぜか関西弁)」と思えば、後を引かない。もちろん自分が失敗したときもこの文句はそのまま通用する。


そして、上手くいったときには、「やった。アホな俺でもこんなことができたで。一歩前進!」と素直に自分をほめることができる。人を評価するときにも、「あいつアホやのに、あんなことができるんか、すごいなー」とこれまた、素直に人のいいところを認めることができるのだ。


もともと欠点だらけの人が集まって出来ているのが、この世界。仏様が住んでいる極楽浄土の世界ではない。この世界はやはり修行の場なのだ。*1

*1:写真は「AMANO KAZAOTO 高画質館」