目的なし

物事を行う際に、目的や目標を設定することにより、興味や意欲を失ってしまうことがある。


強くなりたい、健康になりたい、お金をもうけたい、人気者になりたい、目立ちたい、人生を変えたい、友達や恋人が欲しい・・・・・・いろいろと自分の欲に従って、目的や目標は出てくるだろうが、それを強く設定しすぎると「小さく」なってしまうのだ。


目的や目標は、人間がそれぞれの文化の価値観の中で、「自分の都合」で設定されたものだ。そもそも生きているそのこと自体に「目的」などない。生命が目的や目標を持って生きているかというとそんなことはなく、「ただ生きている」それだけだ。


学問だって、知識を得ること、世界の仕組みを知ることは、それだけで好奇心をそそられる十分に楽しいことなのだが、「テストでいい点を取る」ことや「偏差値の高い学校に合格する」ことが目標となってしまうと、とたんに面白くなくなってしまう。


目的なく「ただ楽しいからやる」のが一番いい。


もちろん、目標や目的を設定することで、よりやる気になることもあるだろうし、プラスの面も勿論ある。人との競争も時には刺激になるだろう。でも、自分ががんじがらめに縛られているようなら、一度原点に帰ってみればいい。


原点は「ただそのことを楽しめるか」どうかにある。