人を傷つけること

自分を傷つけることは、人を傷つけること。


人を傷つけることは、自分を傷つけること。


だって、自分も他人も同じ人間なのだから。


むやみに人を傷つけるのが、罪なことである様に、むやみに自分を傷つけることも同様に罪なのだ。


また、人の可能性の発揮を阻害し、制限するのが罪であるならば、自分という存在のあり方を限定し、自らの可能性を狭めてしまうのも同様に罪なことのはずである。


この世界で「自分だけが悪い、責任がある、問題がある、能力がない」と自分を責めているとする。その場合、他人は自分にはおよびもつかない優れた存在に見えるかもしれない。しかし、それは他人もまた人間であり、同様に心を持った存在であることを忘れているという点でこれまた大いに問題ありである。


本当は他人に対する尊敬ではなく、他人に心があると思っていないという点で、大いに他人を見下し、馬鹿にしている。結局自分を責めると同時に他人のあり方をも責めているのである。


どこまでもありのままで全てを見ていくこと。