不完全

人間は、そもそも不完全なものである。どんなに優秀な人間であっても、失敗はするし、ドジを踏んだり、判断を間違うときが必ずある。


でもそこから何かをつかんで生きていく力も必ず誰もが持っている。


だからこそ生きる意味がある。生きる価値があるのだ。


不完全であるからこそ、お互いを思いやれる余地が生まれる。人と人との絆も生まれる。


人の多様なあり方に寛容になれるだろうか。人のダメなところは目につくかもしれないが、自分も同じ様にやっぱりダメなところはある。お互い様だ。


いいところばかりを美化するのではなく、反対にダメなところばかりクローズアップするのでもなく、全てをそのまま見つめてみよう。自分に対しても人に対しても。