天から吊り下げられるイメージ

bon-naoto2005-11-04

身体のバランスを取り、プレゼンスに至る方法として、かなり有効なのが、この「天から吊り下げられるイメージ」だ。


姿勢が伸びるし、首の位置も矯正される。首が正しい場所にくると背骨にかかる負担が軽くなる。頭蓋骨の重さは数キロあるから、背骨の上にそれがついていることを考えると、その位置がいかに身体のバランスを取るのに重要かが分かる。


同時に、「地球の中心に乗る(あずける、まかせる)」イメージも持つとよい。力が抜ける。昨日も書いたが重力に対して正しい関係性が見えてくる。


他にも有効なイメージというのはあって、「地面(床)がふかふかになったようなイメージ」「手に重りがついていて腕が振り子になっているイメージ」なども歩きを矯正するのに役に立つ。


しかし、注意しなければいけないことがあって、これらのイメージはあくまで「軽く」持つということだ。強く意識しすぎると不自然になる。


不自然なことをやる

疲れる

飽きてくる

やめる


となって長続きしない。この失敗は思えば私も何度か繰り返してきた。「そうか、いいことを教わったぞ」と思わず頑張りすぎてしまうのだ。急激なダイエットがリバウンドを招きやすいように、初めてのことを頑張りすぎてしまうのも後で反動が来たりする。


「隠し味の秘伝のタレ」みたいなものは、最後にちょっと入れるからこそ、絶妙の味になるのであり、ドバドバ入れてしまったら、隠し味でなくなってしまう。味そのものも崩れる。きっとまずいに違いない。


やっぱり、冷静に全体を見られているかどうかということがポイントになる。強く一つのことを意識しすぎることや、意識の偏りというのは禁物だ。「意識の偏り=身体の偏り」という図式が成り立つかもしれない。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」より