日常こそ修行の場

bon-naoto2006-11-19

太極拳や気功、野口体操などのトレーニングは、自分の身体の心の基礎作りのために行うこと。でも、トレーニングの時間だけでなく、日常生活のあらゆる場面にこそそのエッセンスは活かされなければならないし、また、日常生活こそそれら身体技法の格好のトレーニングの場であるのだという気がしている。


朝起きる、電車に乗る、仕事をする、食事をする、風呂に入る、寝る・・・・・・日常生活の行為、運動として行っていることはそれぞれ違うけれど、根本に流れている心身のあり方というものは共通していると思う。個々具体的な行為自体に本質的な違いはない。


太極拳も野口体操もそうなのだが、一連の動きの中で、意識を途切れさすことなく、「つながり」と「つたわり」がある運動を目指している。


日常生活では、意識がいろんなところに飛びやすく、目の前の刺激にパッと反応してしまいやすくなるときもしばしばだ。でも、日常生活のあらゆる場面でも自分をしっかりと保ち、「つながり」と「つたわり」を感じていることが肝要なのだ。*1

*1:写真は「toshiの写真箱」