2009-01-01から1年間の記事一覧

その人がどんな人間か、どんな性格か。何を大事にしてきて、どんな生き方をしてきたのか。 その顔に全て出ているよ。

見えるか?

多くの人たちが笑顔で、 過去の過ちを水に流し、 お互いに語り合い、理解し合い、助け合い、つながり合い、良いところを認め合い、 仲良く集っている姿が。 その為にお前に何が出来るんだ? それを願えないとしたら、 今のお前の「夢」や「情熱」や「努力」…

何のための武術か?

人の心が分からないならば、人のことを思えないならば、人の幸せを祈れないならば、一体何の為の武術であるのか? 例えどんなに美しい技であったとしても、どんなに巧みな動きであったとしても、それでは何の意味もない。 そもそも人間は何で生きている? 人…

全身の細胞で動く

細胞は身体を構成する基本となる単位である。原始的な生命は単細胞である。もともと、細胞一個が生物であり、人間の身体は、その生物が60兆集まって構成されている。 細胞ひとつひとつが、自分が何をなすべきなのかを正確に把握し、その情報を全身の他の細胞…

流れを読む

合気柔術のトレーニングは、相手の情報を読み取り、それに対してリアルタイムに適切な対応をすることである。情報は力の入れ具合であったり、「気」であったりする。押さえられているところの力や気の流れを読んで、自分の身体を運用して相手をさばき、制し…

魂のこもった技

単に力の抜けた「きれいな技」と、本当に人を感動させる「魂のこもった技」は全く違うものである。 脱力は、勿論大事なことである。しかし、力を抜くあまり、気を抜いてはいけない。魂まで抜いてはいけない。魂がどっかに行った状態でまともに戦える訳がない…

いつの間にか忘れてしまった大事なこと

どこかおかしいんじゃないかと違和感を覚えつつも、「大人になる」とか「社会人になる」ために、周りに合わせて覚えてきたことがある。 そして、いつのまにか「真人間」になる道から外れていた。「真人間」といったものがあることすら忘れていた。周りに合わ…

自由とは

自由とは、自らの手でつかみとっていくもの。 人から与えられた「自由」は本当は「自由らしきもの」で、本当の自由ではない。 自らの足で立って歩き、自らの頭で判断し、自らの手でつかみとっていくプロセス。 それこそを真の自由という。 人から与えられた…

改めて武術とは?

武術は自分の身を護るためにある。自分の身を護るとは、自らの身体だけではなく心、また尊厳をも護るためのものだ。 それは、どこまでも相手をみつめ、寄り添っていく為のもの。また、相手をどこまでも尊重することでもある。 自分に余裕があれば、相手に優…

居着き

武術で「居着き」とは、事に際して判断不能となり、精神と身体が硬直してしまって身動きが取れなくなることをいう。 水に居着きはない。自然に居着きはない。 居着くのは人間のみだ。 否、人間も自然の一部なのであるから、本当は全て動いている。 動いてい…

本気で、本音で生きろ

全力を出さないように周りに気を使いすぎている間に、どんどん歳を取っていく。本当にいいのかそれで? 自分を誤魔化そうとすればいくらでも、誤魔化すことはできる。こんなもんだって、自分を決めてしまうこともいくらでもできる。でも、本当にいいのかそれ…

小さな声こそ聴きのがすな

大きな声で勢いよく語られた言葉は、多少内容に問題があるものでも、人を動かす力がある。でも、真実はさりげないものである。声高に自分の正しさを主張したりはしないものだ。だってそれは真実なのだから、真実に近ければ近いほど、わざわざ自分の正当性を…

何をカッコつけてるんだ

自分を大事に可愛がる気持ちがある。自分が何か特別な人間だと思う気持ちもある。でも、カッコつけて、自分を着飾っているうちは、本当の自分に出会うことはできない。変にカッコつけるのではなくて、ありのままの自分を見つめてみればいい。 自分を特別な人…

黄砂に吹かれて

工藤静香の「黄砂に吹かれて」という歌がある。作ったのは中島みゆきなのだが、この歌の2番の歌詞に「微笑みづくで終わらせた恋が夢の中悲鳴あげる」というところがある。これが最近妙に心に引っかかるのだ。 自分の力ではどうにもならない事態、直視するの…

選択できなかった生き方

あの時あっちの道を選んでいたらどうなっていただろう。歳を重ねるごとに、こうした思いも増えていくのだろう。考えても仕方ないこととは知りつつも、ついつい考えてしまうときがある。 でも、よりによって「何故今そのこと」を思い出す? 「他に選べたかも…

「仕方ない」を超えて

中島みゆきの歌に「仕方ない 仕方ない そんな言葉を覚える為に生まれて来たの?」という歌詞のものがあった。 そう「仕方ない」と言ってしまえば、それで終わり、片がついてしまうのだが、果たしてそれでいいのか。 結論を早急に出すこともない。一体何が正…

自分の力でつかめ

自分の成し遂げたいこと、やりたいこと、手に入れたいものがあるのならば自分の力でつかめ。自分から動いて取りにいけ。人の力を当てにしてはいけない。人の行動や言動を第一要因としてそれを頼りにしてはいけないのだ。人を基準にすると必ず「言い訳」の余…

丸くなる

成長すると人格が丸に近づいていくが、はじめから丸い形で大きくなっていくのではない。あっちが膨らみ、こっちも膨らんで、はじめはいびつな形から丸く成長していくというのが、ホントの姿だと思う。 ある一つのことに徹底的に打ち込んでみることが大切な時…

全てを高める運動とは

身体運動が単なる「運動」に留まるものではなく、その人の心や人間性、生き方まで変える様なもの、「人生に響く様な運動のあり方」ということは何かとずっと考えていた。 身体だけ鍛えればいい、筋肉だけつければいい、あるいはまた試合に勝ちさえすればいい…

「愛」という言葉はときに重過ぎる。脆さや危うさ、嘘くささも入っているかもしれない。 単に「好き」でよい。「ああ好きだな」が一番自然なのではないか。

力の抜き方

力の抜き方は力を入れてみなければ分からない。はじめから力が抜ける訳ではない。「達人技」は自分を磨き、練り上げていった先に生まれるものであって、初心者が真似をしようとしてもそれはうわべをなぞるだけの全く別のものにすぎない。 老練な動きも、「全…

みんな味のある面白い人たち

「つまらない人」はいない。一見つまらなそうに見える人でも、その人の全体を見てあげれば、とても面白い人であることに気づく。みんなそれぞれ味のある、面白い人たちだ。 自分だって、その全体を見れば「つまらない人」ではないだろう? いろんな角度から…

最大の奇跡

今生きていること。今存在していること。これ以上の奇跡はない。ともすれば「生きている」という当たり前の事実を忘れがちになる。でも、「生きている」という土台の上に、喜怒哀楽の感情があり、思考があり、認識がある。 このことに気がつけば、感謝できる…

人間に完璧はない

当たり前のことだが、完璧な人間はいない。誰でも長所、短所があり、能力のある人でもどこか抜けているものだ。人間は誰でも失敗する。失敗を通して学んでいく。 それは、親であっても同じ、尊敬する人物にしても同じ。皆同じ人間なのだ。「失敗をする権利」…

それは自分の言葉か?

本当の自分の声が聴けているか。いま思っていることは、本当に自分が思っていることだろうか。誰かの価値観をそのまま鵜呑みにしているだけではないのか。 人に合わせることや、世間の価値基準に合わせることばかりやっていると、自分が本当に考えていること…

記憶と創造

今日、夜に久米宏が司会をしていたテレビ番組に脳科学者の茂木健一郎が出演していた。昔のことを思い出すときは、何かを創造しているときと脳の働きが非常に近いのだそうだ。 創造は、自分の体験から生まれる。自分の中にあるイメージの素材から新しいものが…

人間を観察する

人間の観察は面白い。おそらく自分でも気がついていないであろう様々な思いや感情を身体が語ってくれている。

焦らない強さ

以前習ったボディワークの講座で「時間がないときほど、落ち着いて」というのを習ったことがあった。成果を焦ると心身の統一が崩れてしまい。逆にうまくいかなくなって成果から遠くなってしまう。 大事な時ほど焦らない。成果を急がずに、あくまでも基準は自…

思い切る

結果がどうなるか分からないが、思い切ってやらなければいけないことがある。そう、結果を考えればやらない方が賢明なのかもしれないが、その後でどうにも心にひっかかって後悔しそうなことであるなら、やはり思い切ってやらなければならない。恋愛しかり、…

忘れてしまえ

人間は、過去に起こった自分にとって重要なことは記憶して後から思い出すことが出来る。これがなければ、経験を次に活かすことができないから、記憶は人間を人間足らしめる最も重要な働きといってよいだろう。 人間は、記憶によって「物事を覚えている」こと…