2007-01-01から1年間の記事一覧

きれいにまとめるな

思い出すと思わず痛みや恥辱がよみがえってくるような辛い思い出をきれいにまとめようとするな。 自分の過去を美化しようとするな。 言葉だけの善人を演じるな。 きれいな言葉を駆使することで分かったような顔をするな。 どんな思いも着色せずに、そっくり…

欲しかったものが与えられなかったら

自分に与えられなかったことを悔やむのではなく、人に与えてあげることを目標にしよう。所詮「自分ひとりの喜び」などはたいしたことはないのだ。思いを分かち合うことにこそ本当の喜びがある。

アート

どんなに孤独でも、どんなに小さなものでも、どんなにくだらないと思えるような些細なことであっても、自分がいま感じている「自分自身の感覚」から、その「生の声」を聴くことからはじめなければ・・・・・・ そうでなかったら本当のことは何も始まらない。 既に…

全てにありがとう

「ありがとう」と、とても言えないようなことでも、ありがたいと思える。思わずはらわたが煮えくり返るような相手にもありがたいと思う。これは、心の究極の姿ではなかろうか。自分に全然関係ない人だったら、敵意は抱けない。自分と深く関わりがあるから、…

夢をかなえてください

FDSのリファインメントクラスが終わる。ワークショップの内容はもちろんよかったのだが、会場の「スペースパレット」のオーナーの挨拶もよかった。 30の時に、50になったときに、みんなと笑顔で仕事をしている夢を描いていたそうだ。でも、そのときは何をし…

最高の学習

いいお手本から、そのままその情報を受け取ることである。これよりもいい学習方法はないように思う。だから、師匠を選ぶことはとても大事なことだし、学ぶ者にとっても、情報を素直に受け取れる感受性と、自分にないものに触れたときに感動する力が大切だ。 …

すがすがしい勢い

佐賀北高校が、夏の甲子園で優勝した。昨年は、地方の一回戦も勝てないチームだったという。また、県立高校というのもたいしたものだ。強い選手を全国から集めて作ったようなチームなら強いに決まっているが、地元の生徒によって作られたチームが、強豪を退…

高みを目指して

エベレストは、誰でも登れる山ではない。登るのも命がけであり、これまでにもどれだけ多くの人たちがそれに挑んでは命を落としていったことだろう。世界の最高峰への挑戦は、まさに命がけのチャレンジだ。普通の人間の所業ではない、まさに狂気の沙汰である…

時間は未来から過去へと流れている

ドクター苫米地の新・福音書――禁断の自己改造プログラム作者: 苫米地英人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/07/24メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 46回この商品を含むブログ (20件) を見る 最近読んだこの本にとても素晴らしいことが書いてあった。…

イメージで動く

力を使わなくとも、イメージがあれば実は動くことができる。もちろん実際には筋肉も使っているのだが、その働きは最小限で済む。「動くこと」=「力を使うこと」という先入観との戦いといってもよいだろう。結局、どれだけ自分の先入観と戦い、壊し、新たに…

話を聴くことと癒し

カウンセリングにも、幾多の手法や流派があるようだが、一番大切なことは、テクニックではなく、「相手の話をしっかりと聴く」ことではないだろうか。本当に「聴く」ことができれば、おそらくそれだけで、殆どの悩みは解消するのではないかと思う。 たいがい…

名人の極意

太極拳の練習でよくこんなことを言われる。 曰く、「力が抜けている」と「気が抜けている」は違う。力は抜いても、気は抜いてはいけない。 「名人の極意」というものは、正にこれではないか。普通は、力を抜くと同時に気が抜けるか、気を込めようとして力も…

死と覚悟

「悟り」の心境に至りたい、という願いを持つ人は多いだろう。つまらんことと知っていながら、そこから逃れられずに襲ってくる数々の悩みや煩悶から自由になりたい、という希望は人類共通の願いというべきものだと思う。 しかし、「悟り」に至る決まった道な…

恋愛

やはり「恋愛」というのは人間の成長に不可欠なプロセスだな、とある時フッと思った。ここでの「恋愛」とは、最も一般的な意味である「色恋沙汰」ももちろんなのだが、もっと幅広く意味を広げた「恋愛的なもの一般」のこと。 女(男)に惚れるだけではない。…

予測不可能

生物は自然の中で生きている以上、この世界は本来予測不可能なものだ。赤ん坊を見ていると、次にどんなことをするのか容易に予測できない。自然のままに生きている存在とはそういうものだろう。 大人になるにつれて、教育によって「この世界はこういうものだ…

小さな変化が大きな変化

小さな変化を感じられること、それこそが大きな変化である。「あっ、この間はできなかったけど、そういえばいつの間にかできるようになっているな」と感じられるようなこと。些細なことの様だが、でも確実にその間に自分は変化している。これまでの自分と変…

責任

自分の行動や言動に責任を持つためには、自分の可能性を信じるところからはじめなければならない。自分の可能性を信じられないとしたら、決して責任を取ることはできない。とにもかくにも、それがなければ、何事もはじまらない。 自分の可能性を信じること、…

地球環境と身体

ここのところ、地球環境、特に温暖化の問題が各方面で取り上げられることが多くなっている。テレビのCMでも、地球環境に配慮した取り組みをアピールする企業が増えてきている。確かに、ここ数年の間でも、気温が上がってきているとか、冬に雪が降らなかっ…

柔らかい意地

身体を緊張させ、アドレナリンを放出させ、固くさせる言葉や概念がある。「生命を賭ける」、「男の意地」、「背水の陣」、「気合を入れる」、「信念を貫く」などなど。これらの言葉は、自らを叱咤激励し、やる気を出させるものだが、これが強くなりすぎると…

原初の情報処理

本日の野口体操教室のテーマは「原初生命体の発想」。その中の「非意識主体説」を中心に行う。 40億年前に生命が初めて発生したとき、最初に行った仕事は、外界と内界との間に膜をつくることだった。その膜を通して、外界からの情報を内界に取り入れ、また内…

何にでもなれる

液体、流体は、いかようにもその形を変化させることができる。「水は方円の器に従う」の言葉どおり、水の流れは、地球の法則に従い、自在にその姿を変えていく。 人間の本質も液体、流体である。だから、自在に自らを周りの環境に合わせて変化させることがで…

いなくなっていい人なんていない

人を許したかったら、自分を許してあげること。自分が許されたかったら、同じ様に人を許してあげることだ。 切り捨てていい人なんていない。いなくなっていい人なんていない。この世で出会う人はすべて「自分を映し出す鏡」として存在している。「鏡に映った…

吉田松陰

40歳からの飛躍力 伸びる人はここがちがう [ 鷲田小彌太 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 宗教・倫理 > 倫理学ショップ: 楽天ブックス価格: 1,404円今日読んだ本で、感動したフレーズ。 「吉田松陰は、獄中にいるとき、他の受刑者…

限界は自分で決めている

結局のところ、なんだかんだ言っても自分の限界は自分で決めている。自分で「だめだ」と決めているのは自分の脳なのだ。 「世界とはこういうものだ」とか「自分はこんな人間だ」とか、自分で作った思考の枠組みの中で人は生きている。知らず知らずのうちに「…

心は腹にあり

「心は身体のどこにあるのか」という問いに、文明人は「頭にある」と答えるが、原住民は「腹にある」と答えるそうだ。 こころところ、周りの状況に振り回されて取り越し苦労をしたりとか、精神的に落ち着かない日々が続いていたのだが、今日フッと「腹に充実…

感覚

本日の野口体操教室は「感覚」がテーマ。 「感覚」の「感」は、「神への言葉「祝詞」を封じ込める器である「サイ」に聖器の「鉞(まさかり)」を加えて守り、その感応を待つ」という意味があるそうだ。「神にその意をたずね、判断を任せる、ゆだねる、声を聴…

武術の修行とは

現在、武術として、太極拳と合気柔術をやっている。どちらも、力ではなく、身体の合理的な運用によって、相手を制するという高度な技芸を要する武術である。 かような特性のものであるので、年齢や体力は殆ど関係がなく、意識の高度な使い方が求められる。ま…

半分はアホ

完璧な人間はいない。誰でもどこかが足りないし、欠けているものがある。どんな立派な人間でも、半分はアホなのだ。そう考えるとすごく気が楽になった。もともと不完全なのに、完璧を求めるのは、自分を追い詰め、見失う悲劇のはじまりだ。 人間、半分がよけ…

流転

「万物は流転する」と言ったギリシャの哲学者がいた。この世界にひとつとして、流転しないものは存在しない。同じものはないのだ。そして、自分自身もこの瞬間に流転し続けている。細胞は常に生まれ変わっている。人間は自分を取り巻く外界に合わせて最適の…

生きることに答えなし

そもそも、生きることそのものにマニュアルがあるわけではないし、また「こうすれば正解」という答えがあるわけでもない。「全ての問題には、答えがある」というのが、自分でも気づかないうちに、大前提となっていたようだ。学校教育では、「答えのある問題…