2005-01-01から1年間の記事一覧

イメージの力

イメージは、現実に存在しないものを頭の中で描く能力。でも、しっかりとイメージできると、不思議と現実がその通りになっていく。 ボディ・コーディネーションでも、イメージ力は大いに役に立つ。相手の希望している身体(=イメージ)があり、また、相手の…

思い込み

気がついたら、昔のできごとを思い出したりして、その時の感情がよみがえってきたりする。自分の心の中で何度も何度も同じパターンを繰り返したりするものだ。 自分の中で繰り返していくうちに、いつしかそれが当たり前のことのように思えてくる。しかし、単…

自分を鍛えていくこと

自分を鍛えていくことは、素晴らしいことだと思う。ところで、この「自分を鍛える」というのは、どういうことか。なかなか一筋縄ではいかないだろう。そのために必要な条件というのが浮かび上がってきた。 1−自分の変化を信じている 「鍛えることによって自…

視点の転換

解決が難しそうな難問に出会うことがある。一体全体どうなってしまうんだと、一切合財投げ出してしまいたくなる様なとき。いくら頭で考えても答えが出てきそうもないようなとき。 そんなとき、「自分が考え付かなかった意外なところ」から答えが見えてきたり…

睡眠

昨日、身体がだるくなり、熱が出て、腹をこわし、食欲もなくなった。何をするにも億劫で、仕事が辛かった(ただし、身体の力は非常に抜けていた)。こんなことは久しぶりだった。一晩ぐっすり寝たら回復したのだが、たっぷりと睡眠を取ることは大事なものだ…

触覚とつながり感覚

ボディ・コーディネーションの坂本先生、そして、野口体操の故、野口三千三先生が同じことをおっしゃっていた。それは、 「全ての感覚は触覚の変化したもので、あらゆる感覚の原点は触覚である」 ということだ。外界と接しているのは皮膚である。目や耳や舌…

通りのよい身体

本日は野口体操(野口体操教室 - 楽天ブログ)のレッスン。主にやったのは「腕回し」であった。左右の交互に足を乗り換えながら、腕を回す。実際には、「回す」という円運動のイメージよりも、地球の中心に乗ってそのエネルギーで動かすため、縦に動く感じと…

背中を感じる

身体の前面は感じやすいが、それに比べると背中はとても感じにくい。でも、自分の背骨を改めて感じてみると、自分の身体はずいぶんと厚みを持っていることが分かる。 身体が前面だけになると、世界が目の前だけ、目に見える世界だけになってしまい世界が薄っ…

天から吊り下げられるイメージ

身体のバランスを取り、プレゼンスに至る方法として、かなり有効なのが、この「天から吊り下げられるイメージ」だ。 姿勢が伸びるし、首の位置も矯正される。首が正しい場所にくると背骨にかかる負担が軽くなる。頭蓋骨の重さは数キロあるから、背骨の上にそ…

重さを感じること

プレゼンスの状態を作るのに大切なのは「自分の身体の重さ」をしっかりと感じることである。 重さとプレゼンスの関係は、どうなのだろう。何故、重さを感じることが重要であるのだろうか、とつらつら考えてみた。 思うに、重さを感じられているというのは、…

人を傷つけることは自分をも傷つけること

ボディ・コーディネーションの坂本先生(MICASA SUCASA)が、先日の講義でおっしゃっていたが、「本当にプレゼンスの状態になったとしたら、相手の痛みを自分もダイレクトに感ずることになるから、無闇に人を傷つけるようなことはしなくなる」とのこと。 徒に…

負けて、任せて、参って、待つ

野口体操、野口三千三先生の言葉。(野口体操教室 - 楽天ブログ) 自分の能動的な努力というのは、限界がある。なんでもかんでも自分の力でやろうとするところに文字通り「無理」があるのである。「理」(自然の法則を)「無視」しているのだ。 どうすれば、…

継続こそ力

「海馬 脳は疲れない」(朝日出版社 池谷裕二・糸井重里)という本に、脳神経のつながりが「べき乗」で増えるという話がでてくる。とてもエキサイティングで、なおかつ勇気づけられ、希望の持てる話である。脳の神経細胞同士のネットワークというのは 2の2…

今日一日しか生きられないとしたら

自分がいつかは死ぬものだ、ということは皆誰もが分かっていることだが、殆どの人はそのことを真剣に考えようとしていない。どこかで、自分が死ぬ日というのは、いつかは来るのだろうが、でもそれはもう少し先のことだと思っている。 事故や災害のニュースは…

真剣に脱力

「脱力法」や「脱力した身体づくり」というのが、今世間でははやっているようだ。確かに「脱力」とは大事なことである。目的とする運動を行うに際し、余計な力は抜けていればいるほどよい。しかし、あくまでも「目的とするのに必要とする以外の力を抜く」の…

よい指導者とは?

http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/4705/scrapbook2.htmlよい指導者について解説しているサイトがあった。「礼法の御師匠さんに限定」と書いてあるが、どの文化でも差こそあれ、ほぼ同じであると思う。「一見普通の人」「大声を出さない人」「感情…

取り越し苦労

取り越し苦労はおそらく人間にしかないだろう。他の動物は未来を予測し、何か悪いことがあるのではないかと心配はしない。取り越し苦労は、人間の想像力の産物である。これは、単に主観的なものであることが多い。 主観的であるからには、無限に主観的である…

プレゼンスを広げていくこと

「プレゼンス」とは、心身が統一されていて、現在の自分のあり方に明確に気づいている状態のこと。身体を感じながら、その重さを微妙にコントロールしていくと、プレゼンスに入っていける。トレガー・プラクティショナーのジャック先生から教わった重要な概…

言葉で分かった気になるということ

言葉には物事を概念化、抽象化する力がある。というか、そういう目的で言葉というものは生まれたのだと思う。 人間は万能ではないから、当然自分に出来ないことをやれる人というのは沢山いることになる。自分に出来ないことというのは、結局頭の中で想像した…

人は失敗を繰り返しながら成長するもの

ふいに昔のことが思い出され、思わず赤面してしまいそうになる恥ずかしい失敗の体験がよみがえってくることがある。「若気の至り」という言葉もある。そして、一度してしまった失敗はもう取り返しがつかない。 しかし、それは今になってみて言えることであり…

動きは下半身から

結局のところ、動きの基本を作り出すのは下半身だ。運動にもよるが、座って手先だけ動かすような運動はともかくとして(それでも下半身は重要である)、重心の移動を伴う運動の場合、その重心移動を生み出すものは、上半身ではなくまぎれもなく下半身である…

身体、心、そして魂

このブログのタイトルが「Body Mind Spirit」だから、日本語訳すると「身体、心、そして魂」となる。結構このテーマの本やブログも多いことを知ったのだが、やはり人間にとって根本的なテーマという気がする。 この3つはそれぞれが相関している。そして、究…

今の自分の状態は自分で全部決めている

たった今現在の自分・・・・・・ 何を感じている? 何を考えている? 気分は? 呼吸は? 身体の緊張(リラックス)具合は? というのは、結局全部自分が決めていることだ。例えば、「そういえば、昼飯に食べたものがちょっと悪かったから、今お腹が痛い」と…

通りが良い

野口体操では「とほり、つたはり、ながれ」ということがよく言われる。通りがよいとは、身体の中の気の流れというか、エネルギーの伝達が良いということになるだろうか。 身体はこの皮膚に囲まれたものではなく、周りにあるいろんなものとつながっている。そ…

身体を温泉に

身体が冷えてくると、どうしても気持ちがネガティブな方向に行く。血行が悪くなり、身体の循環が滞ってしまう。身体が「やばいぞ、生命を維持しなくては」と考え出すから、気持ちも外に向かわず、内面に向きがちになる。身体が外に向かって開放されていない…

微笑み

「笑い」が健康にたいへんいいということは、ここのところ各所で言われるようになってきている。糖尿病患者に漫才ライブを見せたら血糖値が下がったといった話も聞くし、「笑い」が免疫力を高めることは間違いない様だ。自分の実感からも、ちょっとふさぎ込…

受け容れること

受け容れる ・これまでの自分の人生に起こったことを全て受け容れる ・これまで出会った人を全て受け容れる ・今地球上に存在する全てのものを受け容れる ・どんな状態であれ、今の自分をそのまま受け容れる 受け容れるとは、対象を色眼鏡で見ずに、そのあり…

柔拳演武会

全日本柔拳連盟太極拳、気功教室 健康法・美容法・護身術として習うなら 東京渋谷駅前 本部の演武会に行く。日本に太極拳を伝えられた王樹金先生の内家拳(太極拳、形意拳、八卦掌)と、他に楊家太極拳、大東流合気柔術の演武。台湾から王樹金先生の直弟子で…

わがままに徹すること

←リンクにある、野口体操教室サイトより、たいへん気に入った言葉があったので、そのまま引用させていただきたい。 「 わがままに徹すること、それによってしか責任をもつことはできない。 自分がほんとうにどうしてもやりたいことは何か、 どうしてもこのよ…

生涯現役

競技スポーツでは、年齢による限界というものがどうしてもある。野球やサッカーも20代や30代前半の選手が中心で、30代も後半になると引退する人が多い。40でやっている人はまれで、50になっても現役バリバリという人はいない。 競技スポーツという文化の性質…